こんな方におすすめの記事です
- 会社を辞めたいと思っている
- 仕事がつらくて仕方がない
- うつの傾向がみられる
- 仕事にやりがいを感じない
- 生活のほとんどを仕事に費やしている
上記のような思い、症状、環境になってしまっている人は職種や雇用形態に関係なく、年々かなりの増加傾向にあります。
いわゆる「ブラック企業」「パワハラ」などの言葉が一般的なものになるほど、社会的な問題になってしまった現代で辞めたくても辞められずに一人で抱え込んでしまい、うつになってしまうケースも珍しくありません。
しかし、鬱にまでなってしまうと、あなたの人生そのものがより厳しいものになってしまうでしょう。
そうなる前にもこの記事を読んで、少しでもあなたの決断の背中を押せたらと思います。
目次
会社を辞めたい40代は鬱になる前に退職を考えるべき3つの理由
僕は42歳のころに職場の人間関係と、仕事そのものが合わなかったこともあって、鬱状態になってしまいました。
現在は症状は落ち着いているものの、ひとまず家計の足しに始めたスーパーのパートからの転職は、正直厳しいものがあります。
その理由として以下の3つが大きな理由としてありました。
- 鬱になると社会復帰まで時間がかかる
- 鬱になってしまうと就労がかなり大変
- 鬱になってしまうと今後の人生設計が困難になる
一つずつ見ていきましょう。
鬱になると社会復帰まで時間がかかる
鬱になると症状や重症度にもよりますが、「休養」と「薬物療法」が主な治療法になるケースが多いです。
しかし、2~3カ月もすればよほどの重症度でない限り一度は楽になる時期が来ますが、このタイミングで今度は休んでいることへの罪悪感や空いている時間を有効に使おうと何かを始めたくなったりします。
もともと根を詰めすぎる傾向にある人が多いので、休養しなければならない時間になにかしなければと行動を起こすことで、またぶり返してしまうと治療はどんどん長引いてしまいます。
また症状をぶり返してしまうことで、自分を追い込んでしまうことを繰り返す可能性もあります。
働き始めてもフラッシュバックといって、鬱になったころの苦しい記憶がよみがえり、また気持ちがふさぎ込んでしまうこともあるんです。
こういったこともあって、鬱になってしまうと社会復帰に時間がかかってしまいます。
鬱になってしまうと就労がかなり大変
心療内科などで治療を受けていると就職に向けたタイミングなどを相談をすることもできますが、正直かなり大変です。
鬱の重症度にもよりますが、まず自分に対する自信が極度になくなっているのでどんな仕事も困難に思えてしまいます。
また、鬱を患っていたことを前提に採用してくれるのか、ちゃんと理解ある職場なのかどうかも不安は残りますが治療にあたっていただく先生によく相談しながらあせらずに少しずつ決めていくべきでしょう。
僕のように40歳を過ぎていると年齢的にもなかなか厳しいものがあるので、いきなり鬱になる前のような条件を求めずに、じっくり働ける環境を探すべきかと思います。
鬱になると今後の人生設計が困難になる
鬱を患ってしまった場合、今後のことを考えるよりもまずは精神的な安定、治療に専念するべきです。
カウンセリングや薬物療法の相性がいいと思いのほか症状が安定するまでの期間が短く感じますが、多くの場合完治には至っていないことが多いんです。
「いつ治るのか?」「本当に完治するのか?」など症状が安定するほどに現実と向き合ってしまい、また不安定になることもよくあるんです。
心療内科などの担当医としっかり向き合って、じっくりと時間をかけて治療に専念するべき病なので、すぐに今後どうしていくかなどの人生設計の修正を行うことは得策ではありません。
むしろ将来に対する修正を繰り返すことで、自信はどんどんすり減ってしまうので、とにかく休養と治療が最優先事項となります。
会社を辞めたくても辞められない3つの理由
会社を辞めたくても辞められない人の多くは、マジメな性格で周りへの影響や同僚からの視線が気になってしまう傾向があります。
- 自分が辞めることで同僚の仕事の負担が増えるのではないか
- 精神的な理由で退職を相談しても丸め込まれそう
- まわりに意志が弱い、人としてダメだと思われてしまうのではないか
一つずつ見ていきましょう。
自分が辞めることで同僚の仕事の負担が増えるのではないか
マジメでやさしい性格がゆえに、自分が辞めた後のことが気がかりで、退職を決断できない人って結構多いです。
自分が今までがんばってこなしていた仕事を、一時的であっても同僚に任せることは、申し訳ない気持ちでいっぱいになるでしょうし、症状が少々悪化しても、このままやれるとこまでやろうと思ってしまいがちです。
結果的には、従業員が一人辞めてしまっても、次の人員を補充があるまでの間は、その人の業務をチームで分散するかリーダーなどが代理で入り、乗り切れるものなので心配するほどでもないことが多いです。
僕は転職回数が多いのでよく言われたのですが、退職する側の人間が辞めた後の仕事のことで心配するべきではありません。
辞める決断をしたのであれば、「次」に専念するべきですよ。
精神的な理由で退職を相談しても丸め込まれそう
鬱状態を含む精神的な病は、これだけ病んでる人が多いにもかかわらず、ちゃんと理解している人はかなり少ないです。
なぜなら、見た目はほとんど変わらないからなんです。
よく観察していれば、異変に気付くこともあるんですが、わかりにくい特徴さゆえに本人の「思い込み」だと思われるケースが本当に多いです。
そのため「もう少し頑張ってみよう」「今辞めてもいいことはない」「ウチを辞めるような奴は他でもやっていけない」など根性論で説き伏せようとする上司が残念ながら多いんです。
精神的にまいっている場合は迷わずに、まずは心療内科などのカウンセリングの予約を取りましょう。
初診の場合、かなり時間を使ってカウンセリングするので、ほとんどの場合2~3カ月待ちとなかなかすぐには予約も取れないことが多いのが現状です。
診断結果を準備して相談するとよほどのことがない限り、休職か退職の選択を迫られるので、そのあたりもカウンセラーの先生と相談しておくといいでしょう。
少なくとも鬱状態の場合、逃れたい、助かりたいという思いもあってか、正常な判断ができないことのほうが多いんです。
まわりに意志が弱い、人としてダメだと思われてしまうのではないか
残念ながら、こんなご時世でも心の病気としての理解度はかなり低く、「根性がない」「意志が弱い」「社会不適合者」などさまざまな言葉で攻撃してくる人は多いんです。
しかし、これは鬱の症状になったことがある人にしかわからないことですし、見た目は普通でも症状の度合いでその重症度はかなり違います。
周りのことは気にしないほうがいいとは言われますが、耳に入ってしまいますしね。
それでもこのまま我慢し続けることで、それこそ普通の生活がままならないところまで重症化するくらいなら、周りの声を振り切って「退職」という行動に出るべきです。
攻撃する人ばかりではなく、心配してくれる人、応援してくれる人もいるので、何度も言いますがまずはカウンセリングを受けて自分の今の状況や本音を聞いてもらい、気持ちの整理をすることをおすすめします。
会社を辞めたくても辞められないときは「退職代行」に相談してみる
アラフォー世代以上になると「自分のことは自分でやれ」「一つのことを極めなさい」「転職するやつは根性がない」などメンタル攻撃が過剰な人がまだまだ多いです。
そんな人が上司や同じ課(チーム)にいて「会社辞めたい」なんて言おうものなら、パワハラにならないように、じりじりと説得のような説教を繰り返されることもあるでしょう。
その行為は、もし鬱の傾向がみられるような人にとっては、心に毎日少しずつ棘を刺していくようなものです。
しかし、どんな職場環境であってもアラフォー世代になってくると、勢いで辞めるという行為は、他のメンバーや会社に迷惑が掛かってしまうと思いがちなので言い出しにくいものです。
そんな人だからこそ、「鬱」になってしまうのですが…。
周りに気を遣ってしまう、出来れば円満退社したいと思っているのであれば、「退社代行」を行っているところに、まずは相談だけでもしてみるべきです。
退職代行とは、労働者が会社を退職したいと考えた場合に、労働者に代わって退職の処理を行ってくれるサービスです。 2018年頃からサービスを行う業者が急増、テレビなどにも取り上げられたとこにより話題になっています。
意外と第3者が間に入ることでスムーズに退社になることも多いですし、なにより当事者同士の話し合いで、よほどの覚悟や今後のプランがない限りは上司に口で勝つのは難しいでしょう。
話し合い後、泣き寝入ってしまうと「辞めようとした」ことがさらにプレッシャーになってしまうこともあります。
また、「退職ぐらい自分で話せないのか?」というような、退職代行に対する世間的なマイナスイメージは確かにあります。
しかし、当事者同士で感情的な話し合いや、一方的な話し合いになると円満退社はかなり難しいものになるので、経緯はどうであれ丸く収まるように努力することも大切だと思います。
メモ
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もちろん、退職代行があるからといって、安易に退職を考えるのはどうかなと思います。
もう少しだけ踏ん張れば環境が変わることもありますし、自分の中で突然答えが出ることもありますが、あくまで「これ以上は無理」なところまで追い込まれてしまった場合に、相談してみるといいでしょう。
【体験談】うつ状態になって困ったこと
僕が鬱状態になって非常に困ったことはこの3つです。
- 家族との関係
- 収入
- 就職
「3つしか困らなかったの?」と言われそうですがこの3つが困ると生活や人生自体が大いに狂いますし、そんな自分をかなり追い込んでしまう要因にもなります。
鬱状態になって困ったこと:家族との関係
当たり前なのかもしれませんが、ある日自分のパートナーが鬱を宣告されたら、予兆があったとしてもどう接したらいいのか、どう対応したらいいのか困るのも当然の話です。
接し方に困っていたり、腫れ物に触るような環境だと迷惑をかけてしまっているのを自覚している分、さらに自分を追い込んでしまいます。
僕自身は正直なところ、最短で楽になれる方法を何度も考えてしまった日もあります。
幸い、僕の奥さんは肝が据わっているように見せてくれて、適度な距離感を掴んでいてくれたので自分で勝手に追い込む以外はあまりプレッシャーは感じられずにいることができました。
ただ情緒が不安定な分、意識していても子どもの接し方にブレーキがかからず、キツく叱ることも多かったのが自分の中で情けなくてとてもつらかったです。
この頃から自分が落ち着くためにも、子どもへの罪滅ぼしのためにも一日に最低一度はぎゅーって抱きしめるようになりました。
このように療養中は自宅で過ごすことが多くなる分、家族との時間が増えることがいい方に行くこともあれば、悪いほうに転がることがあります。
鬱状態になって困ったこと:収入
鬱状態になった時に原因が職場にある場合は休職している間、申請条件を満たせば標準報酬月額の3分の2程度を傷病手当として受け取ることができます。
しかし最長で1年半支給してもらえるとはいえ、その後のことを考えると収入についての不安は膨らむばかりでした。
僕の場合、早期に職場から離れることで症状が緩和されてきたのですが、半年くらい経つ頃には働いていないことへの罪悪感が募ってしまい、これがまた自分を追い込んでしまう原因になってしまったんです。
「働かずにいつも家にいる」というのは世間の目もとても怖いんです。
鬱状態になって困ったこと:就職
収入を得るためには働かなくてはいけませんよね。
しかし、うつ状態になった原因が職場であったことから「また振出しに戻ったらどうしよう」という不安はかなりありました。
田舎であればあるほど就労の選択肢は狭くなりますし、40歳を過ぎればさらにハードルは高くなります。
たまたま僕は経験があったので、今も勤めているスーパーでパート社員として働かせてもらっていますが、当然自分の都合で出勤できるわけではないので、何度かフラッシュバックが起こっていてもパニックになりながら働いていました。
今はうまく力を抜くことを覚えたのでなんとかやってこれてますが、職種によってはまた鬱状態に戻っていてもおかしくなかったと思います。
本来であれば、鬱の症状に陥った場合は、あせって転職や再就職をすることは絶対にしないほうがいいのですが、心無い人の言葉や家庭内で役立たずになりたくない、などどうしてもあせってしまうんですよね。
理解者がいるかいないのかでは全然違ってきますので、心療内科などでのカウンセリングは必須です。
今回の記事まとめ
鬱になってしまった場合の不安な点を、体験談を交えて紹介してみました。
結論をいえば、鬱になる前に自身の環境をまず変えることを優先すべきです。
結局のところ、鬱になってしまっても会社は何もしてはくれません。
治療には長い時間を要することになるので、自分の身は自分で守らなければなりません。
今回ご紹介した退職代行も一つの手段です。
退職は逃げることではなく、自分自身がよりよい環境で働くための選択肢だということを理解しているだけでも、未来への道筋は明るくなるのではないでしょうか?
今回紹介した退職代行サービス
- あんしん退職・転職【reフレッシュ転職】
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僕がブログをやってる本当の理由を包み隠さず暴露します
副業解禁や老後2,000万円問題がニュースで取り上げられ、株やFX、転売にせどりなどインターネットを利用したビジネスに、一時期ものすごく注目が集まりましたよね。 そして、同時期にブログやYouTube ...
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