自宅の不用品を思い切って処分しようと、断捨離を何度も計画しては、あきらめてきた人は多いのではないでしょうか?
僕自身も、若かりし頃は物が捨てられないタイプの人間だったので、「また使うかも」「また読みたいときがあるかも」「まだ使える」と部屋の中が不用品でいっぱいになっていました。
しかし、少々人より引越しが多い人生を送ってからは、必要ないものは持たない考え方に変わったんです。
本記事では、そんな体験談も交えながら、引越しを機に断捨離を上手にやってしまえるコツを伝授しようと思います。
この記事を読めば、断捨離初心者でも、仕分けの仕方から処分の方法までわかるようになります!
目次
引越しは断捨離の最大のチャンス!
断捨離がなかなかできない人の特徴は、
- また使う機会があるかもしれない
- 本をまた読みたくなるかもしれない
- 今は使ってないけど物自体はまだまだ使えるはず
といった具合に、仮説を並べて自分を納得させてしまうので、「捨てる」という選択肢がそもそもありません。
なので、引越しというイベントでもなければ、まず断捨離はできないという人も多いのではないでしょうか?
そこで引越しが決まった人だけでなく、引越しをすると仮定して断捨離をするという思い切った方法で、断捨離を決行する人も中にはいらっしゃいます。
逆にいえば、そこまで設定しないと、なかなか断捨離が出来なかった人にとって、思い切りがつかない作業でもあるんです。
引越しで断捨離をする際の3つのコツとは
僕が何度も、引越しを重ねていく中で身に付いた、断捨離を成功させるための方法は、次のたったの3つです。
▼引越しで断捨離を成功させる3つのコツ
- 引越しが決まったらすぐに断捨離の準備を始める
- 「捨てる」ことを考えず「荷物を減らす」ことを考える
- 不用品で儲けようと思わない
それでは、1つずつ解説していきますね。
引越しが決まったら「すぐに」断捨離の準備を始める
引越しが決まったら出来るだけ早く、いえ、すぐにでも断捨離の準備を始めるべきです。
なぜなら、不用品の処分には、時間がかかってしまうからなんです。
たとえば、通常のゴミの日に捨てるような「燃えるゴミ」「不燃物」であれば、一度に大量の不用ゴミを出してしまうと、同じゴミステーションを利用している人の迷惑になります。
特に「不燃物(燃えないゴミ)の日」は、月に何度もある自治体はあまりありません。
自分でごみ処分場に持ち込むか、業者を利用するのであれば別ですが、ゴミステーションで処分するのであればそれなりの月日が必要であることを覚えておきましょう。
「捨てる」ことを考えず「荷物を減らす」ことを考える
不用品を捨てようと思うと、妙に愛着がわいてきたり、もったいないお化けが出てきたりするので、「捨てる」という概念を頭から消してしまいましょう。
では、どうすればいいのかというと、それは引越しならではの考え方ですが、「運ぶ荷物の量を減らす」ことに専念するんです。
引越しの見積もりを依頼する際に、ある程度荷物を減らす計画を立てられるのであれば、引越し代金がかなり抑えられることもあります。
逆に、段ボール何箱分というように、どのくらいまで荷物を減らせばプランを下げることができるのか聞いておいて、その箱数まで持ち物を減らすという方法もあります。
荷物を減らすことができれば、引越し先での荷解き作業が、とっても楽になりますよ!
不用品で儲けようと思わない
メルカリなどで不用品を売って少しでも儲けようとするのは、引越しのタイミングではやめましょう。
なぜなら、圧倒的に時間が足りないからです。
ただでさえ、引っ越しの準備や手続きは、通常の生活をしながらしていくので、合間にメルカリなどに出品して、出品しているものの梱包や発送なんてしていたらハゲてしまいますよ。
引越しの足しにするくらいの気持ちで処分するのであれば、出張買取業者に依頼するのがベストです。
通常であれば、ごみ処分場でお金をかけて処分すべきところを、回収してくれて、しかもちょっとしたお小遣いになる、くらいの気持ちで依頼するのが賢い考え方です。
間違っても変に高望みをして「買い叩かれた」「安く査定された」などと思わないように、気持ちよく処分してしまいましょう。
断捨離をするときの仕分けの考え方
「不要なもの」と「引越し先に持って行くもの」の仕分けを上手にやり抜くコツは、
- 収納スペースの荷物を全部出す
- 一気にやってしまう
- 心をドライにする、冷徹に徹する
この3つで、とにかく短期間でやり抜くことです。
収納スペースが複数ある場合は、出来るだけその場所その場所で区切って、きっちりやり抜くようにしましょう。
ダラダラやればやるほど、断捨離なんてできません。
また考える余地を作ってしまうと、愛着や思い出が一気に膨らんでしまうので、仕分け作業の際は心を氷のように冷たくして、機械のように0か1で判断していくようにしましょう。
どうしても迷った場合は、一晩置いてみて、それでも判断がつかないときは、僕なら処分するようにしています。
なぜなら、「持って行く」という判断が出来ないものは、「いらない」と同じと考えるからです。
▼処分の判断基準例
- 1カ月以内に読み返していないマンガは処分
- 1カ月以内に聞いていないCDはPCに保存して処分
- 自分にとってバイブルのような本以外は処分
- 1シーズンで着ていない衣類、靴は処分
- 3カ月以内で使っていない食器類、調理器具等は処分
- ほこりをかぶっている小物類は処分
- 一度も箱から出していないものは、よほどの理由がない限り処分
基本的に3か月前のことなんて、そうそう思い出せないので、僕の処分する判断基準はだいたい直近の1カ月以内での使用歴です。
ちなみに、別れてしまった恋人との思い出の品は、この機会に処分してしまうことをおすすめします。
過去に囚われていても、いいことなんてありませんよ。
断捨離することで運気がアップする⁉
部屋の掃除や家具の配置などで開運を招く「風水」は、テレビや占いコンテンツなどでご存知だと思います。
風水の解釈は占い師や風水師によって異なることがありますが、基本的には「空気の流れ」を意識することで、その場所やそこに住んでいる人の精神、肉体に影響を与える学術です。
簡単にいえば、部屋の中の空気の流れが正常で、常にきれいな状態であれば、住んでいる人の精神や体の状態もよくなり、より良い運気を呼び込むことができるというものです。
なので、部屋の中が不要なものでごちゃごちゃしていたり、換気をすることなく、常に部屋の中の空気がよどんでいると、運気も下がっていくんですね。
お金持ちの人のお宅をテレビなどで拝見したときに、確かに置いてあるものは高価なものばかりですが、必要以上に物がなくスッキリしているように感じたことはないでしょうか?
部屋が広いせいもありますが、それ以上に不要なものがないため、空間がより広く感じられるんですね。
これは、極端にいえばアパート暮らしでもいえることで、同じ8畳の1Rの部屋でも、ごちゃごちゃといろいろなものが積み上げられている部屋と、必要最低限しか物がない部屋とでは、清潔感や空間の広さには雲泥の差があります。
視界の中が常に汚い部屋と、常に片付いている人とでは精神状態の安定度も違ってきますし、友人などのお客さんが来ても印象は全然違いますよね。
生活スペースの運気が良ければ、勉強や仕事などの外での活動もよりよいものとなります。
引越しで断捨離を成功させることで、人生そのものを変えるくらいの気持ちで、是非実行しちゃいましょう!
まとめ:引越しの際の断捨離はスピードが命!
引越しのタイミングで、思い切って断捨離を決意したのであれば、転居が決まったらすぐにでも断捨離に取り掛かるようにしましょう。
間違っても「荷解きをしながら処分すればいいや」なんて思ってたら、まず断捨離は出来ないと思ったほうがいいです。
せっかく新しい生活を始められるチャンスなので、余計なものがほとんどないくらい、スッキリした状態でついでに運気も上げておきながら新生活のスタートを切りましょう!
また何度も言いますが、断捨離で儲けようなんて思わないことです。
あくまで「不用品の処分」が目的であることを忘れないようにしてくださいね。
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