こんな方におすすめの記事です
- 年賀状の宛先の書き方を知りたい人
- 年賀状に書く挨拶で何を書けばいいのかわからない人
- 子どもが先生に年賀状を出す人
- 上司や目上の人に年賀状を出す人
昨年お世話になったお礼や感謝を伝えると同時に、新しく迎える一年のお祝いや挨拶を一枚のはがきで伝える年賀状。
なかなか連絡を取ることが少なくなった友人や恩師に、自分の近況を伝えている人も多いですよね。
しかし、なかなかはがきや手紙なんて書かないもんだから、今さら聞けないようなマナーとか一般常識とかあるのかと思うと、いちいち調べるのも面倒です。
そこで本記事では、年賀状に関する決まり事やマナーをまとめてみましたので、参考にしてみてください。
目次
年賀状の冒頭の挨拶は送る相手によって変えるべき?
大人になると「明けましておめでとうございます」だけではなく、「謹賀新年」とか「賀正」など挨拶も少し難しくなりますよね。
この挨拶、実は使い分けをしたほうがいいシロモノなんです。
大人の年賀状でよく使う4つの挨拶の意味や、使い分けをまとめておきますね。
謹賀新年(きんがしんねん)
「謹(つつし)んで新年を祝う」という意味で、目上の人への丁寧な挨拶文として最適な言葉といえます。
「謹んで」とは敬意を表してうやうやしく物事をするさまのことをいいます。
引用元:goo 辞書
謹賀新年をさらに丁寧にいうと、「謹んで新年をお祝い申し上げます」となります。
ちなみに、以下のような使い方は、同じことを二度言っていることになるのでNGです。
メモ
✕謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は大変お世話になりました
本年も~
〇謹賀新年
旧年中は大変お世話になりました
本年も~
年賀状には句読点(、や。)は使用しませんので、気を付けて書くようにしましょう。
恭賀新年(きょうがしんねん)
「恭(うやうや)しく新年を祝う」という意味で、こちらも目上の人への丁寧な挨拶文として使えます。
賀正(がしょう)
「新年あけましておめでとうございます」という意味で、お正月でもお馴染みの言葉ですよね。
しかし、この「賀正」には「謹賀新年」や「恭賀新年」のように、謹んで~とか、恭しく~といった相手への敬意を表す言葉が含まれていないので、目上の人への年賀状には避けたほうがいい言葉なんです。
迎春(げいしゅん)
「新年を迎えました」という意味の言葉で、こちらも相手への敬意を表す言葉が含まれていないので、目上の人への年賀状には使用しないほうがいい言葉になります。
注意したほうがいいケース
新年の挨拶に使う言葉を紹介しましたが、年賀状をご自分で作成される場合は、言葉や挨拶文の組み合わせを気を付ければ大丈夫です。
しかし、すでにデザインが印刷されている年賀状を買う場合は、誰に出すのかをよく考えたうえで、デザインに含まれる挨拶に注意して購入しましょう。
年賀状で「去年」は忌み言葉に繋がるのでNG
よく「去年はお世話になりました」とはがきの端っこに手書きで書く人がいますが、実は「去年」の中にある「去る(さる)」は縁起の良くない言葉なんです。
なので、文中で使う場合は「昨年」や、「旧年中」といった言葉を使用するようにしましょう。
賛否両論のある年賀状の挨拶文
「新年明けましておめでとうございます」と書く人も多いかと思います。
実は、これも細かいことをいえば、「新年」と「明けまして」という部分の意味が、二重になるためNGだともとれる言葉です。
友人や親しい間柄では問題ないかと思いますが、上司や目上の人、こういった形式的なマナーに厳しい人には、使わないほうが無難かもしれません。
年賀状の住所の書き方マナー
裏面の挨拶文は近年の良く出来たソフトなどで、間違った文章を作ることはあまりないかと思われますが、何気に厄介なのが年賀状の送り先の書き方だという人は結構いるんじゃないでしょうか。
中でも悩むことが多いポイントを解説していきます。
宛先の住所の横書きはいいの?
上司や目上の人に年賀状を出す場合は、縦書きで出したほうが、マナー的にも礼儀においても間違いなく無難です。
横書きではいけないというルールはないんですが、本来は縦書きである日本語文化のマナー上は、フォーマルな場合や目上の人への配慮として基本的には縦書きのほうがいいでしょう。
ここで一つ注意してほしいのですが、はがきを書くときの基本として、表面・裏面の縦書きや横書きは揃えたほうがいいです。
上司や目上の人に年賀状を送る場合は、宛名を縦書きにするほうがいいので、当然裏面のデザインも縦書きにしたほうがよいです。
裏面の上下は決まっているの?
裏面の上下は基本的に、はがきを横にして「表面の切手があるほうが上」になります。
この疑問は、ネットなどで印刷を頼む場合は問題ないのですが、自宅でプリントする際やオール手書きの場合に迷うことがあるようなので、参考にしてみてください。
住所の数字部分は漢数字?算用数字?
基本的には、漢数字(漢字で書く数字)を使うほうがマナー的にも無難です。
ちなみに、横書きの場合は算用数字を使います。
住所の数字に関しては、一番その部分を見るのは配達をする郵便局員なので、誤配達されないようにわかりやすく書くようにしましょう。
宛先の家族の名前は全員書かないとダメ?
年賀状を送る相手が人数の多いご家族の場合は、一人一人の名前に「様」をつけていると、宛先面がみっちり文字で埋まってしまう上にデザイン的にもバランスが悪くなります。
そんな時は、
- (世帯主のお名前)様+御家族ご一同様
- (苗字)家ご一同様
と書けばOKです。
マナー的にはよろしくないのかもしれませんが、送り先のお子さんが生まれているのは知ってるけど名前がわからなかった場合や、旦那さんもしくは奥さんの名前が思い出せないときにも使えますね。
既婚者の女友達に送る場合、旦那さんの名前は必要?
僕は、個人的には必要はないと思います。
もし、家族ぐるみのお付き合いをしているのであれば、今後のお付き合いも含めた新年のあいさつとして年賀状を出すので、ご夫婦の名前を書くべきだと思います。
旧字は使わないとダメ?
ネット注文やはがきソフトを使う場合に、文字化け防止のため、意外と旧字が使えないことがあります。
そんなときにベストなのは、旧字を含むお名前の相手は手で書くことですね。
中には間違えるくらいなら新字で書けばいいという人もいますし、絶対に旧字で書かなければならないという決まりもないのですが、名前はその人そのものを表しているので、お相手の方の名前が旧字であれば旧字で書くようにしましょう。
職場や得意先に送る時は「様」?「御中」?
これはビジネスマナーにもなるのですが、送る相手の立場や自分との関係によって変わります。
よく使うものをまとめておくので、参考にしてくださいね。
メモ
- 「様」…誰にでも使えます。ただし、連名の場合は一人ずつにつけること
- 「先生」…恩師や医師、弁護士に送る場合
- 「御中」…対会社・部署に送る場合。ただし、年賀状ではあまり使わないほうがいいかも
実は、「御中」というのは使い勝手がいい反面、その会社の人なら誰でもいいといったようなアバウトさがあります。
担当者がわかっているなら、きちんと「会社名+部署名+担当者名 様」で出すようにしましょう。
お付き合いはあるけど、誰宛てに出せばいいのかわからない場合は、「会社名+職員御一同様」とか「会社名+社員の皆様」といったように書くと、マナー上は問題ないかと思われます。
まぁ、取引相手であれば年賀状を送る相手がわからないというのは、いささか問題ではありますが(笑)
あと、基本的には会社名は㈱や㈲のように略してはいけません。
稀に、名刺に略された状態で書いてあるからといってそのまま書く人がいますが、これは失礼に当たりますので気を付けましょう。
子どもが学校の先生に年賀状を送る場合は?
お子さんが学校の先生に年賀状を送る場合は、「〇〇学校 △△先生」と書けば大丈夫です。
お子さんの年齢にもよりますが、学校名は出来るだけ詳細(私立や市町村立など)に書くようにしましょう。
年賀状のネット注文はかなり便利でお得!
数年前までは、僕は本屋さんで売っているソフト付きの年賀状雑誌を購入して、奥さんとあれやこれや作っていたのですが、ここ数年でネット注文という選択肢を覚えて、今ではほぼ一択で利用しています。
控えめにいっても、どこのサービスもめっちゃ便利でお得ですよ。
スマホで簡単に作れるところもあれば、膨大なテンプレートと組み合わせ自由な挨拶文が使えて、なおかつ宛先も印字された状態で受け取れるなんてありがたい時代になりました。
僕が今回利用するであろう候補を3つまで絞り込んでいるので、まだどこを利用するか決まっていなかったら、ぜひ参考にしてみてください。
しまうまプリント
だいすけお兄さんのCMでおなじみの「しまうまプリント」は、ネットプリント専門店で【お客様】【品質】【コスパ】の三部門で、No.1を獲得している安心して利用できるサービスです。
ビジネス向けのデザインテンプレートもありますが、どちらかというと子どもやファミリー向けのものが充実している印象があります。
これがまたかわいいデザインがそろっていて、小さいお子さんのいるご家庭にはピッタリではないでしょうか。
しまうまプリントもスマホのアプリを取得すれば、スマホからも編集や申し込みができるので、年末に向けて何かと忙しいお父さんお母さんの隙間時間利用に役立ちそうです。
Digipriデジプリ年賀状2020
とっても豊富なテンプレートやスタンプの数に加えて、圧倒的にオシャレなものが多いと感じたのが「Digipriデジプリ年賀状2020」です。
なんかこう…女子が好きそう!!って思っちゃうほど、カラフルでかわいいデザインや、大人カッコイイものまで幅広く揃っているのもうれしいところですね。
高品質だしおしゃれだし、お値段高いのかと思いきや、意外と他と変わらない、、いや安いかも⁉と興奮気味で思ってしまうほどのお値段設定です。
また、スマホのアプリとしてもあるので、スマホでサクサク、もしくはじっくりと年賀状を作りたい人には、おすすめしたいサービスになります。
ふみいろ年賀状2020
≫ かんたん・速い・安心の「ふみいろ年賀状2020」
「令和」になって初めての年賀状ということもあって、しっかりと「令和デザイン特集」というのが組んであるあたり、口コミNo.1なのも伊達じゃないなと思っちゃいました。
通常63円のはがき代が、ふみいろ年賀状2020では58円に抑えられるというのも、年賀状を多く出す人にとってはとっても魅力的ですよね。
また「200%安心保証」というサービスもあり、該当するケースに限られるものの、注文に関する不備があった場合に一度だけ200枚まで無料再印刷をしてもらえるんです。
ここまでしてくれるサービスは、そうそうないですよ。
今回の記事まとめ
年々、SNSに押されて年賀状を出す人が減っているようなニュースを耳にしますが、なんだかんだで新年の初めに自分宛てに年賀状が届くのってうれしいですよね。
なかなか連絡を取らなくなった友人や恩師に、自分の近況を知らせることができる手段でもあります。
昭和生まれの僕からすると、裏面の写真やデザインが手軽に自分で選べたりカスタマイズできるうえに、差出人まで全部印字してくれるサービスはまさに「神」です(笑)
プリントゴッコで四苦八苦してたのが懐かしい…。
僕は毎年重い腰を上げるのに苦労しますが、早く片付けてしまえばその分年末に余裕ができるので、今年は早めに手を付けようと記事を書きながら決意しました。
「みんながSNSで新年の挨拶をするから自分も年賀状を書かない」んじゃなくて、「みんながSNSを利用するなら自分はオリジナルの年賀状を出して、新しい一年のスタートに感謝を届けたい」と思いたい今日この頃です。
以上、今回は年賀状の書き方に関する記事でした。