白ワインの作り方をわかりやすく解説!赤ワインとどんなところが違う?【ワイン入門編】

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白ワインの作り方をわかりやすく解説!赤ワインとどんなところが違う?【ワイン入門編】

こんな方におすすめの記事です

  • 白ワインはどうやって作られているの?
  • 白ワインの「辛口」って辛いの?
  • 白ワインを美味しく飲む方法を知りたい

 

白ワインってどんな風に作れば、あの美しい薄い緑のような、黄色のような涼しげな色が出せるのでしょうか。

赤ワインと違って、渋みも少なくて、酸味が強い印象がありますよね。

 

また、同じ白ワインでも、ほんのり甘いものもあれば、キリリッとしててスッキリ飲めるものがあるんはなぜなんでしょう?

 

そこで本記事では、白ワインの作り方や味の表現の仕方などの豆知識や、白ワインを美味しく飲むコツをわかりやすく解説します!

ほんのり甘い白ワインは、ワインを始めて飲む人や女性に人気があるので、この記事を読んで白ワインが気になったら、早速スーパーやコンビニに探しに行ってみましょう。

 

白ワインの作り方を簡単に解説します!【ワイン初心者向け】

白ワインの作り方を簡単に解説します!【ワイン初心者向け】

Photo by Kenneth from Pexels

よく考えたら白ワインって、赤ワインのようなブドウの赤でもないし、薄い黄色のような涼しげな色をしてるんでしょう?

それは、白ワインは白ワイン用の原料となる「白ブドウ」から作られているからなんです。

 

メモ

ちなみに、赤ワイン用の黒ブドウでも白ワインを作ることはできますが、白ブドウから赤ワインをつくることはできません。

 

例外を除いて、白ワインは白ブドウから作るため、赤ワイン用の黒ブドウのように、赤い色素がないため色はつきません。

また、タンニン(渋み成分)が少ないため、渋みは少なく、酸味の効いたスッキリしたものが多いのも特徴です。

 

それでは、そんな白ワインの一般的な製造工程を解説していきます。

作り方をすみからすみまで覚えようと思わなくてもいいので、「へ~、白ワインってこんな風に作られてるんだ~」くらいのゆるさで読んでくださいね。

簡単な流れ

  • 除梗(じょこう)・破砕(はさい)
  • 圧搾(あっさく)
  • 沈殿
  • アルコール発酵
  • 熟成
  • 沈殿・澱引き(おりびき)
  • 瓶詰め

それでは、一つずつ見ていきましょう。

除梗(じょこう)・破砕(はさい)

赤ワインをつくる時の最初の工程と同じように、ブドウの果梗を取り除いたあと、皮が破けるくらいに軽く潰していきます。

 

メモ

「果梗(かこう)」というのは、一つ一つのブドウの実と軸を繋いでいる部分のことです。

 

皮を軽く破いて実を潰し、このあと果汁を絞り出す際に、あえて果梗(かこう)を残しておくことで果汁の通り道をあえて作る方法もあります。

こうすることで、タンニン(渋み成分)や酸をより多く引き出せるため、近年では果梗(かこう)を取り除かずにこの工程をこなすところも増えているようです。

 

圧搾(あっさく)

白ワインの作り方では、破砕してすぐに、果汁を搾り出す工程をするのが一般的です。

圧搾機にかけて、皮や種を早い段階で取り除くため、白ワイン特有の澄み切った色を出すことができます。

 

また、より風味のある豊かな白ワインをつくるために、圧搾の前にあえて、皮や種を果汁に数時間のあいだ漬け込むつくり手もいます。

ポイント

赤ワインとの製造工程で、一番違うところがここです。赤ワインは除梗・破砕のあと、果汁にしっかりと色素を移すために皮や実、種などを一緒にタンクの中で2~3週間じっくり漬け込んで、そのあと酵母を入れて発酵させてから圧搾を行います。

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沈殿

沈殿とは、圧搾によって集めた果汁をタンクに入れてしばらく置き、細かい不純物を底に沈殿させて、取り除く作業のことをいいます。

不純物が残っているとワインの状態が不安定になり、品質を損なうことがあるからです。

 

裏を返せば、不純物をしっかり除去することができれば、きめの細かい澄んだワインをつくることができるんですね。

 

アルコール発酵

発酵することで、ブドウの糖分をアルコールに変えていく工程です。

ブドウの糖分が無くなるまで発酵をすると「辛口」に、途中で酵母の活動を抑えることで、発酵を止めると残った糖分の分「甘口」になります。

 

つまり、この工程で白ワインの甘口、辛口が決まるのです。

 

メモ

発酵を途中でやめて、糖分を残すということは、それだけアルコールが作られていない状態なので、出来たワインのアルコール度数は通常低いものとなります。甘口の白ワインは、アルコール度数がやや低めなのはそのためなんですね。

 

また、通常白ワインを発酵するときの温度は15~23度ですが、12~17度という低温で発酵させることで、よりフルーティーなワインをつくることもあります。

 

熟成

白ワインの熟成については、白ワインのタイプによって2通りあります。

 

熟成①フレッシュな早飲みタイプ

フレッシュな早飲みタイプの白ワインにするためには、ステンレスタンクに移してから、しばらく寝かせて風味などを安定させます。

このとき、澱(おり=不純物のこと)を取り除く場合と、残したまま一緒に熟成させるものとあります。

 

熟成②コクのある長期熟成タイプ

コクのある長期熟成タイプの白ワインにするには、ワインを樽に移して二次発酵させる方法があります。

これをマロラクティック発酵といいます。舌を噛みそうなので覚えなくても大丈夫です。

 

特に長期的に発酵させる場合は、定期的にかき混ぜて、樽が持つ香りをワインに移して、より味わいにふくらみを持たせています。

 

沈殿・澱引き(おりびき)

熟成したあとは、静かに置いて、酵母や不純物などをタンクの底に沈殿させます。

白ワインのあの透明度と輝きをより高めるために、澱(おり=不純物のこと)は、一般的に遠心分離や濾過などで除去します。

 

特に、白ワインに含まれている酒石酸(しゅせきさん)は低温状態で結晶化しやすいので、白ワインが低温状態である瓶詰め前に濾過します。

メモ

酒石酸とは、ブドウ特有の有機化合物のことです。

ちなみに、瓶の底やコルクにまれに結晶化した酒石が現れることがありますが、これは人体に害はありませんし、むしろ上質なワインに現れることが多いので「ワインのダイヤモンド」なんて呼ばれたりもします。

 

この沈殿・澱引きの工程で、雑菌の繁殖や酸化を防ぐために、亜流塩酸(酸化防止剤)を投入します。

 

瓶詰め

瓶詰めされたばかりの白ワインは、激しくかき回されているような状態なので、ワインの風味やバランスが非常に不安定な状態になっています。

メモ

これを「ボトルショック」といいます。

 

瓶詰め後は、しばらくの間しっかりとした温度管理のもと、倉庫などでしっかりと寝かされたあと、香りと味がしっかり落ち着いてから出荷されます。

 

白ワインの「辛口」って本当に辛いの?

白ワインの「辛口」って本当に辛いの?

Image by Steve Buissinne from Pixabay

白ワインを始めて飲んだ人の多くは、甘いとか辛いとかじゃなく、「すっぱ!」と思った人が多いと思います。

あの耳の下あたりがキューってなる感じが、嫌な人もいれば、癖になる人もいることでしょう。

 

しかし、白ワインのボトルの背中側に書かれている味わいの表記には、「辛口」~「中辛」~「甘口」の表示があると思います。

実際、ワイン初心者さんに聞かれることが多いのですが、「辛口」って本当に唐辛子のように「辛い」わけじゃありませんからね。

 

ワインでいう辛口は「=甘くない」ということだと思ってください。

これは、ワインの中の糖分の多さを表しているので、こういう表現の仕方になっています。

 

食事に合わせていただく場合の白ワインは「辛口」が断然おすすめですが、ワインがちょっと苦手な人や女性向けという意味では、「やや甘口」くらいがちょうどいいかもしれません。

僕の奥さんは、あまり普段ワインを飲みませんが、そんな彼女にも好評の白ワインはこの2本で、スーパーでも売っていますので購入しやすいですよ。

 

ちなみに極甘口といわれているワインは、もう「甘い」という表現では表せない感じです。

極甘口のワインは、とっっっっっても時間と根気と労力のかかる製造方法なので、お値段もとってもお高い部類になります。

 

おすすめとしては、クリスマスに恋人同士や夫婦で、あま~い雰囲気で乾杯したいときのいわゆる「デザートワイン」に超おすすめです。

 

ただ、極甘口はお値段がとっても高いので残すともったいないですし、出来ればその日に飲んでほしいのでハーフサイズのボトルをおすすめします。

個人的におすすめの記念日ワインの一つですが、魅惑的な甘口なので、大切な人との記念日にデザートワインとしていかがでしょうか。

 

白ワインを簡単に美味しく飲む2つの方法

白ワインを簡単に美味しく飲む2つの方法

Image by Orna Wachman from Pixabay

白ワインを美味しく飲む方法は、この2つです。

ポイント

  • ワイングラスで飲んでみる
  • 温度を気にしてみる

 

赤ワインに比べると、ハードルは低く感じるかもしれませんが、なんにもしないで普通に飲んだ場合と比べたら全然違いますよ。

簡単にできることなので、ぜひお試しください。

 

ワイングラスで飲んでみる

白ワインは基本的に冷えているほうが美味しいし、香りも立つので、小ぶりのワイングラスをおすすめします。

赤ワインのグラスのように大ぶりのものは、空気に触れている面積も大きくなるため、ワインの温度が上がりやすいので白ワインには向いていません。

 

選ぶのであれば、白ワイン専用か赤白兼用の「万能タイプ」がおすすめです。

ちなみに、100均で200円で売っている小ぶりのワイングラスでも全然OKですよ。

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温度を気にしてみる

白ワインの適度な飲み頃の温度は、これくらいです。

  • 甘口白ワイン…5~8℃
  • 辛口白ワイン…6~10℃
  • コクのある白ワイン(熟成期間の長い白ワイン)…10~15℃

 

温度を書かれると難しく感じるので、僕がいつもやってる方法を教えますね。

僕は白ワインの場合、1,500円くらいまでのものを選ぶことが多いのですが、飲む直前くらいに冷蔵庫から出せばほとんどの白ワインは美味しくいただけます。

 

ただし、何日も冷蔵庫で冷やしっぱなしのワインは、キンキンに冷えすぎているので、シャープな味わいを通り越して、酸味とかすかな香りだけなんてこともあります。

そんなときは5分くらい室温に馴染ませれば、冬眠していた白ワインが突然目を覚まします。

 

逆に、温まりすぎるとかなりボヤッとするので、そうなってきたら冷蔵庫にまた入れてあげてください。

しゃんとしますので(笑)

 

ちなみに、先ほどご紹介した極甘口のワインは、個人的にはキンキンくらいでもいいのではないかと思います。

というのも、少し温度が上がっただけで、魅惑的な甘口さ加減がちょっと重たく感じてしまうような気がするからです。

 

極甘口のワインは滅多に飲むことはないと思うので、飲む機会がもしあれば美味しく飲んでほしいですね。

 

今回の記事まとめ

今回の記事では、白ワインについて、作り方からおいしく飲む方法まで、基本的なことを少し掘り下げて解説してみました。

原料にもなっているブドウ品種の性格や産地にもよりますが、白ワインはたとえば同じ辛口でも個性の違うものが多いです。

 

香りひとつとっても、わかりやすい柑橘系や桃のような香りがするものもあれば、ネギやピーマンのような香りがするものもあります。

不思議と嫌な香りに思えないのが、また魅力の一つなんですよね。

 

そして、なんといっても白ワインは、日本の蒸し暑い季節にぴったりの飲み物です!

 

蒸し暑いダルおも~な日に、苦みのあるビールやあまーいチューハイがあんまりほしくない時ってありませんか?

そんなときに、たとえばニュージーランドの「ソーヴィニョン・ブラン」という品種の白ワインは超おすすめです。

 

また、赤ワインの渋さが苦手な人もヒアリングしてみると結構多いので、ワイン初心者さんは白ワインのほのかな甘口くらいから入っていくのもいいと思います。

ドイツの白ワインには甘口のものが多く、ネコの絵柄のものも多いのでラベルで選んでみてもいいですね。

 

ちなみにネコ型のボトルもありますよ~♪

以上、今回は白ワインの作り方に関する記事でした。

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