社畜なんてばかばかしいと非難する人ほど会社員をやってる理由

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社畜なんてばかばかしいと非難する人ほど会社員をやってる理由

ブラック企業の存在がクローズアップされたことで、近年では「社畜」という言葉でサラリーマンをバカにする人が後を絶ちません。

その背景には、インターネットを利用したビジネスでの成功者が、自由なワークスタイルを提言することで、「サラリーマン=カッコ悪い」みたいに思っちゃう若年層の増加があります。

 

実際に「社畜」って、もともとどんな意味なのか調べてみると、ガチなブラック企業で疲弊してしまっている従業員のことを指しています。

そもそも、通常のサラリーマンが悪く言われるいわれなんて、どこにもないんですよね。

 

社畜(しゃちく)とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤も厭わない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄したものである。「会社+家畜」から来た造語かつ俗語で、「会社人間」や「企業戦士」などよりも、外部から馬鹿にされる意味合いを持つ。

正社員(正規雇用)のみならず非正規雇用全般(アルバイト・パートタイム・派遣社員・契約社員・嘱託社員等)で、1日8時間より多く働く労働者や、残業手当の支給がない労働者も同等とされる。

英語圏では同様の概念として「wage slave」(賃金奴隷)が存在する。

※出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

 

しかし、フリーランスやノマド生活に憧れて、会社員を社畜とバカにする人に限って、雇用される側から抜け出せない人が多いのも事実です。

そこで本記事では、なぜ「社畜」と会社員をバカにするのに、結局サラリーマンをやらざるを得ないのかという現実に触れてみようと思います。

 

目次

社畜なんてばかばかしいと非難する人ほど会社員に戻ってくる現実

社畜なんてばかばかしいと非難する人ほど会社員に戻ってくる現実

 

「会社に飼われてる人生なんてばかばかしい」
「自分の人生を自由に生きるんだ」

 

会社の仕事を黙々とこなしながら過ごす毎日に疑問を持つと、こういうのって確かにかっこいい考え方に思えちゃいますよね。

 

でも、そんなことを思ってみるものの、転職や起業などを調べ始めた時点で、「別世界」だとあきらめる人もまた多いのが現実です。

結局のところ、会社や企業に雇われることをバカにしていたのに、退職しないで不満を口にする毎日を過ごしてしまいがちなんですよね。

 

一度、自分で稼いでみるというのを経験してみるとわかるんですが、会社に依存して生活するのはかなり楽な生き方です。

もちろん、人権を無視するようなブラックなところで働くのは論外ですけどね。

 

会社に雇われるだけの人生がカッコ悪いと思うのなら、会社に雇われるだけで終わらない人生を考えればいいだけの話です。

実際のところ、社畜として会社員をバカにしてるわりに、サラリーマンをやめられない人の理由って、大したことないものが多いですよ。

 

社畜をバカにしてるのに会社員をやめられない理由

社畜をバカにしてるのに会社員をやめられない理由

 

社畜をバカにしてるわりに、会社員をやめられない理由には、次のようなものがあります。

 

  • 自由な生き方や独立に憧れるけど行動できない
  • 結局のところ、我慢していれば給料はもらえる
  • 不満などの悪いことは、会社のせいにしておけばモチベを保てる

 

一番多いのは、「自由な生き方や独立に憧れるけど行動できない」という人たちですね。

憧れのノマド生活とか、自分のスキルを活かしたフリーランスなど、会社員をしていると夢のような世界に見えるわけです。

 

そこで、自分もやればできるんじゃないかとあれこれ調べていくうちに、面倒くさくなったり、大変そうだと萎えたりして諦めちゃいます。

安心してください、こういう人たちのほうが圧倒的に多いので。

 

正直なところ、自分でいろいろ調べているだけでも、本当は一歩前進しているんですけどね。

でも、失敗したらとか、損したら嫌だなとか思っちゃうので、そこから進めないんです。

 

ただでさえ給料少ないのに、副業とか始めて損するのは嫌だし、なんだかんだで不満があっても我慢してれば給料はもらえるから、「ま、いいか」ってなるんです。

まぁ、それでいいなら間違いではないと思います。

 

会社に不満があっても、会社のせいにしておけば自分は悪くないわけです。

でも、自分の人生をよくしたいという意思を放棄しているのであれば、「社畜」と何ら変わりはないですよね。

 

雇用契約のもと、与えられた業務を遂行し、定められた給与を受け取ることに不満があるのなら、結局はそれ以外の時間でなにかをしないと、未来への道は今立ってる道1本しかありません。

 

実は会社員ほどありがたい仕事はないという視点

実は会社員ほどありがたい仕事はないという視点

 

個人的には、30代からフリーランスや起業を目指すよりは、会社員をしながら副業、または複業でやっていくのが、今の時代、一番安全ルートだと思います。

雇われずに自分の力で稼ぐというのは、なんだかんだで複数の収入を得るポイントがないと、1本勝負ではコケた時に無収入になりかねません。

 

それならば、独立しても安全なラインまで、会社員をしながら準備を進めるのが無難です。

以下に、会社員の侮れないメリットをあげていますが、これを放棄してまですぐにビジネスを始めるのはかなりの冒険ですよ。

 

会社員のメリット

  • 与えられた仕事をこなせば給料は発生する
  • ローンを組む時のハードルが低い
  • 有給休暇という神のような制度がある
  • 社会保険料は会社が半分支払ってくれている
  • 自分の意志で人脈を簡単に広げることが出来る
  • 働きながら知識やスキルを得ることが出来る
  • 給料をもらいながら副業やスキル習得をすることが出来る

 

会社員というのは、ある意味、会社に守られていることになります。

その恩恵を上手に使いながら、会社に従事している以外の時間で、将来の選択肢を増やすことを意識しておけば、あなたの毎日は劇的に変わるでしょう。

 

社畜をバカにする暇があれば、会社員のまま稼ぐ方法を身につけよう

結論ですが、会社員をしながら社畜をバカにするのは、不毛なのでやめましょう。

そんな暇があるなら、会社員という立場をフルに活用しながら、人生の選択肢を増やすことに励んだほうが100倍マシです。

 

会社員やフリーランス、パートにアルバイト、ニートに至るまで、結局のところは個人が選んだ生き方です。

仕事にやりがいがないのであれば、仕事でない部分にやりがいのあるものを作ればいいだけのことです。

 

お金を稼ぎたいのであれば、稼げるようになるための方法を探す、、とかですね。

しかし、どのようなことにしても、自分自身が興味や関心をもてないと続きません。

 

誰かが「これがおすすめですよ」って言葉に乗っかるのは簡単です。

でも、自分が「やってみたい」と心から思えるものを、調べまくって、没頭できるほうが続きますよ。

 

今の時代、なんでも簡単に始められる、ある意味、チャンスだらけの世界です。

その反面、諦める理由もあふれかえっていますが、そんなの関係ねー精神で「やれること」を増やして、未来の選択肢を広げましょう。

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