こんな方におすすめの記事です
- 卒業式や入学式に備えて真珠のネックレスの購入を検討中
- 娘や孫の厄除け選びに真珠のネックレスを検討中
- 娘や孫の成人のお祝いに真珠のネックレスを検討中
- 冠婚葬祭用に真珠のネックレスの購入を検討中
真珠のネックレスやピアスなどのアクセサリー類は、冠婚葬祭の時以外はあまりつけないイメージがありませんか?
お子さんを持つお母さんたちの間では、卒業式や入学式シーズンになると購入を考えることも多いでしょう。
ここ数年でおしゃれの一環として、真珠のアクセサリーを身につける女性も増えているんです。
やさしい丸みにやわらかな乳白色は、女性をかわいらしくも高貴にも見せてくれますよね。
しかし、フェイク(主にプラスチック製)と天然もの(養殖含む)とでは、実際に見比べてみると全然見た目や質感、着け心地が違います。
使用する頻度が少ないからといってフェイクを購入してしまうと、見る人が見ればわかってしまうので、秘かに恥をかいてしまうこともあるんです。
そこで今回の記事では、真珠のネックレスなどをいつ買えばお得なのか、どんなポイントで選べばいいのかなどを、真珠初心者さんでもわかりやすいように解説します。
目次
真珠のネックレスが安く買える時期っていつ?
真珠のネックレスを購入する一番お得なタイミングは、ズバリ【1月~2月】と【5~6月】です!
ポイント
▼真珠の需要
- 卒業式や入学式など子どもの学校行事関連
- 進学や就職などのお祝い
- 成人のお祝い
- 結婚式シーズン…など
僕が働いていた宝飾店でも、春の行事につけることが多い真珠のネックレスを準備するために、1月後半から2月にかけて来店されるお客様が多かったです。
他にも、結婚式シーズンには参加される方の準備として、また娘さんやお孫さんへの贈り物としても真珠は選ばれていました。
特に1~2月は、他の宝飾関連のお店でも同じ時期に「パールフェア」などのイベントをしていることが多いですね。
この時期は決算月であったり、決算直前であったりするので、かなりの値引き率で販売することもあります。
一度来店していて真珠のネックレスの相談していたり、宝飾関連のイベントによく顔を出すような人には、事前にお得意様だけの好条件での案内もあったりしますね。
慌てて飛び込みで来店し、店員にすすめられるがままに購入するよりは断然お得な買い物ができるので、計画的に一度下見を兼ねた相談をしに行ったほうがいいでしょう。
ちなみに夏場に真珠フェアをやっていることがあまりないのは、真珠は汗による変色や劣化が起こりやすいからなんです。
6月の結婚式の多いシーズンの少し前くらいにも真珠をいつもよりお得に買える時期がありますが、そのときはパールフェアではなく【マリッジ(ウエディング)フェア】という名のイベントになります。
真珠のネックレスを買うときにおすすめのお店の選び方
私が競合店調査もかねて、独自に他のお店の下見をしたり、実際に相談してみた結果から言うと、【真珠の自社ブランド】を持っているお店が一番安心しておすすめできます。
たとえば真珠の自社ブランドを使用してつくられたネックレスを、真珠のことが全くわからないお客様に売り込むとします。
そのためには少なくとも、真珠に関するイロハをかなり勉強しなければいけませんよね。
ふつうに流通している比較的安価なものから、自社ブランドの購入に思い直してもらうには、ふつうの真珠に関するメリット・デメリットもおさえておかなければなりません。
これだけで、もちゃんと勉強した人間が接客をしてくれるわけです。
自社ブランドを扱っていない場合、ものすごく経験があって真珠にも詳しい店員がいれば別ですが、経験が浅い店員だとチャートタイプのマニュアルの丸暗記をしていることが多いように思えました。
【真珠の自社ブランド】を持っているかどうかは、かなりわかりやすいポイントなので、ぜひ参考に覚えておいてくださいね。
真珠のネックレスを選ぶ時の重要なポイント
真珠のネックレスを選ぶ時は、以下のポイントを必ずチェックしてください。
チェックリスト
- 品質のいいものを買うのであれば自社ブランドのものを選ぶ
- 真珠のネックレスの珠(たま)の産地がすべて同じ場所のものを選ぶ
- 必要以上に珠の大きなものを選ばなくてもよい
- 行事ごとで使うのであれば白っぽい色を選ぼう
- 購入が決まったら必ず試着して長さを調整してもらう
それではひとつずつ見ていきましょう。
品質のいいものを買うのであれば自社ブランドのものを選ぶ
自社ブランドはその企業、店舗のいわば『顔』です。
その企業が直接契約をして商品を開発し、自社の代表的な商品として売り込むわけですから、粗悪なものやアフターフォローが雑なことはまずありません。
また、選ぶ際にも店員が自社ブランドの内容を間違えるわけにはいけないので、しっかりと勉強していますからいろいろと質問しても返答がちゃんとしています。
品質やアフターフォローなどの面で安心して購入したいのであれば、そのお店や企業の自社ブランドを選ぶことをおすすめします。
真珠のネックレスの珠(たま)の産地がすべて同じ場所のものを選ぶ
真珠のネックレスの珠はブランドなどの価値がついていなければ、基本的には全国の養殖場から寄せ集めたものの中から、珠の大きさや色、光沢の近いものを選んでつくられます。
真珠は、養殖といっても自然の海の中でつくられるので、産地が違えば養殖の環境はかなり違ってきます。
また、生産者によっても育て方や海から引き上げるタイミングなどそれぞれ違ってくるので、珠の色や大きさが似ているからといって同じ場所で育った真珠ではないのです。
これが何に影響するかというと、「価格」と「劣化の速度」です。
全国の養殖場から集めた真珠は、ブランドに守られたものに比べて基本的に安価です。
しかし、育った場所や海から引き上げられたタイミングが違うと、同じネックレスの中でも劣化のスピードが違ってくるんですね。
わかりやすく説明すると、真珠は劣化してくると黄色っぽくなるのですが、珠によって劣化のペースが違うので、黄色の珠が同じネックレスの中でもまだらに現れるんですね。
これが自社ブランドのように同じ海で育って、同じタイミングで海から引き上げられていると、同じようなペースで全体的に黄色がかっていきます。
最後の最後まで美しく使いたいのであれば、間違いなく同じ産地の真珠でつくられたネックレスを選ぶべきです。
必要以上に珠の大きなものを選ばなくてもよい
真珠の珠の大きさでいえば、目安は7.5~8.0mmが標準的な大きさとされています。
これは、女性の標準的な身長である160cm前後の人がつけた場合に、大きすぎず、小さすぎずで見栄えのいい大きさなんですね。
もちろん、170cmを超えるくらいの身長の高めの方には、8.0~8.5mmと少し大きめの珠のものを選んだほうが、見た目のバランスもしっくりきます。
たまに大きい珠のものに目を奪われる方もいますが、ハッキリ言ってかなり目立ってしまうので、学校の行事や冠婚葬祭で使用しないほうが無難です。
行事ごとで使うのであれば白っぽい色を選ぼう
真珠の色はよく見ると同じ白色でも、真っ白なものや少しシルバーがかったもの、そしてピンクがかったものがあります。
第一印象で女性が好む色は、やはりピンクがかったものが多いのですが、学校関連で使用するのであれば、おしゃれさよりも落ち着いた色味のほうが無難です。
というのも、学校の行事関連で着るスーツの色は紺系が多いですし、冠婚葬祭のご不幸があった場合にも使用したいのであれば、ピンク系は場違いです良いね。
ちゃんとした真珠のネックレスをまずは1本持っておきたいのであれば、白色のものでシルバーがかった光沢のもののほうが、使いまわしやすいですよ。
ちなみに、肌の色に合わせることも真珠選びには大事なんですが、その際は自分だけで判断せずに店員に必ず相談したほうがいいです。
自分の思っている見え方や色映えを、必ずほかの人の視点で見てもらうことは大事なことですよ。
購入が決まったら必ず試着して長さを調整してもらう
購入が決まったら必ず試着してネックレスの長さを調整してもらいましょう。
一般的に真珠のネックレスが似合う長さは、鎖骨のあいだ、もしくは少し上に来るようにすると、真珠そのものとネックレスをつけている人が美しく見えます。
珠2~3個分でもかなり変わってきますので、店員に相談して長さの調整を依頼してください。
長すぎても短すぎても非常にもったいないので、最後の調整は必ずしてもらいましょう!
ちなみに短くした際に余った珠はピアスやイヤリング、一粒タイプのネックレスに加工することもできるので、こちらもあわせてお店の人に相談してみるといいですよ。
購入と同時の場合、加工を無料やかなりお得な値引きでしてくれることが多いです。
真珠のネックレスの簡単なお手入れ方法
真珠は、汗や汚れ、そして水に非常に弱いものです。
なので使用後は出来るだけ早く外して、専用のクロスでやさしく拭いてあげてください。
また家で保管する場合は蛍光灯の明かりを浴び続けるような、ディスプレイをして保管したりしないようにしましょう。
劣化を早める原因になってしまいます。
真珠のネックレスの糸替えのタイミング
真珠のネックレスは、主に糸かワイヤーで珠を繋いでいますが、どちらの場合も2年に1回の周期で糸替えをするようにしましょう。
どのくらい糸替えしていないのかわからないときは、珠と珠を軽く持って左右に引っ張った時、もしくは留め金を外して片方だけをもってぶら下げた時に、隙間が出来れば交換したほうがいいです。
長い間糸替えをしないで、久しぶりに装着したときに糸が切れてしまい、バラバラになって何粒も失くなってしまうとかなりつらいです。
ちなみに足りなくなった真珠を他の真珠を足して修繕することは可能ですが、同じような色味や照りのものはそうそうないので全体的にちぐはぐな色になりますし、当然劣化のペースが違うので後々にまだらになるでしょう。
残った真珠を別のアクセサリーに加工し直してネックレスは買い替えるか、珠を補充してとりあえず修繕するかはお店の人に要相談です。
まとめ:品質の良い真珠は娘へと引き継ぐことが出来る
ポイント
真珠のネックレスを購入する一番お得なタイミングは【1月~2月】と【5~6月】!
今回の記事では、真珠のネックレスの購入を検討している方向けに、アドバイスの意味も込めて記事を書いてみました。
今回おすすめしているような、自社ブランドの真珠のネックレスを選ぶと、相場は100,000~150,000円くらいのものになります。
金額的にはけっこう高いと思いますよね。
しかし、お子さんの入園式や入学式、卒業式で使っていくと、長ければ14~16年くらいは使用する機会がありますし、その間に友人や親せきの冠婚葬祭でもつけることが多いです。
そうなんです、思いのか真珠って長い目で見ると使用頻度が高いんです。
なので安いものを買ってしまうと2~3回は、買い換えなくてはいけない時期が来るケースが多いんです。
宝飾店の真珠のプロがいいものを買うように勧めてくるのは、何度も買い替えるくらいなら、いいものを1本持っておいたほうがいいという意味も込められています。
最近ではちゃんとした、いい真珠でつくられたネックレスを、後々に娘にプレゼントするお母さんも多いんですよ。
品質的にちゃんとしたものをしっかりとメンテナンスしておけば30年、40年は余裕でもちますが、メンテナンスを怠ると10年でも劣化して黄ばんでしまうこともあります。
ちゃんとメンテナンスして大事に使ってきたものを糸替えをしてクリスプ(留め金)を交換し、母から娘へ引き継がれるなんて素敵な話だと思いませんか?
デジタルな世の中だからこそ、こういった思いのつまったものを受け継いでいくような文化は残ってほしいなと思います。
以上、真珠のネックレスを買う時期と選ぶポイントについての記事でした。