【ボジョレー・ヌーボー】美味しくないって本当?気になる味とイベントの意味について解説します!

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【ボジョレー・ヌーボー】美味しくないって本当?気になる味とイベントの意味について解説します!

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ワインにあまりなじみのない人でも知っているワインといえば、毎年11月の第3木曜日に解禁される【ボジョレー・ヌーボー】ですね。

 

2020年のボジョレー・ヌーボー解禁日は、11月19日(木)午前0時です。

 

▼2020 ボジョレー・ヌーヴォー


 

しかし、多くの人が名前を知ってるわりには、こんな疑問の声をよく聞きます。

はてな

  • なぜ「解禁」?
  • 11月の第3木曜日なのはどうして?
  • そもそもボジョレー・ヌーヴォーってなに???
  • 美味しくないって聞くけど本当なの?
  • なんだか高くない?

 

そこで本記事では、そんな知ってそうで意外と知らない、ボジョレー・ヌーヴォーについて解説していきます。

 

そもそも「ボジョレー・ヌーボー」とは?

そもそも「ボジョレー・ヌーボー」とは?

 

超シンプルに一言でいえば、「フランスのブルゴーニュ地方にある、ボジョレー地区で作られた新酒のワイン」のことです。

こういうと「あの有名なブルゴーニュワインの仲間なの!?」って驚かれる方もいますが、実はフランス国内の同じエリアにあるというだけで、一般的にいうブルゴーニュワインとボジョレー地区のワインは別物と思ってもらっていいです。

 

地理的に言うと、ボジョレー地区はブルゴーニュ地方の南に位置しています。

メモ

ちなみに、ボジョレー・ヌーボーとして、白ワインは認められていません。ボジョレー・ヌーボーコーナーで見かける白ワインは「マコン・ヴィラージュ・ヌーボー」でボジョレー地区に隣接しているマコン地区で造られたヌーヴォーです。

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ボジョレー・ヌーヴォーには、どうして「解禁日」というルールがあるの?

ボジョレー・ヌーヴォーには、どうして「解禁日」というルールがあるの?

Photo by Kelsey Knight on Unsplash

それでは、なぜ解禁日というルールがあるのか解説していきます。

もともとは、というか今でもなんですが、ボジョレー・ヌーボーは地元ボジョレー地区の住民が、収穫を祝うお祭りのために造られたワイン、いわば地酒なんです。

 

しかし、昔々、このご当地ワインが人気が出ちゃったので、いつの時代にもいるような儲けようとする輩が、どこよりも早く売り出そうと、質の悪いワインまで出荷しまくった時期があったんですね。

そこで、お国(フランス政府)が、このままではせっかく評判のいいワインが台無しになってしまうと、1967年に解禁日を設定します。

 

解禁日までは、売ることも飲むこともダメですよ!という決まりです。

その後、解禁日は11月15日に変わるのですが、日付設定すると、当然お休みの日に解禁日が当たる年が出て来るんですね。

 

フランスは、休日は働かないというお国柄のため、流通もレストランもお店も、みんなお休みになってしまうんです。

そこで政府は、休日にかぶらないように、現在の「11月の第3木曜日の午前0時」に定めました。

 

ちなみに日付変更線のおかげで、日本は本国フランスよりも早く解禁日を迎えることになります。

時差の影響があるとはいえ、本来は同じ日、同じ時刻に世界中の人が一斉に同じワインを楽しむというとっても素敵なイベントなんですよ。

 

ボジョレー?ボージョレ?正式な呼び方は?

ボジョレー?ボージョレ?正式な呼び方は?

 

僕がお酒関係のお仕事をしていたときに、アルバイトの子たちに毎年質問されるのが表記の読み方問題でした(笑)

  • ボジョレー
  • ボージョレ
  • ヌーボー
  • ヌーヴォー
  • ヌーヴォ

といった具合にメーカーや輸入元、POPなど表記がバラバラなんですよね。

どれが正解なんだろう?と調べてみるとなんと!「全部正解」という結果に。

 

ボジョレー・ヌーボーは、フランス語で【Beaujolais nouveau】と書くのですが、要はこれをカタカナに直した人の感覚の差で表記が違ってきてるんです。

近年は店頭なんかで、「ボージョレ・ヌーヴォー」と記載されているのを、体感的にはよく見る気がしますが、ネット上では「ボジョレー・ヌーボー」がまだまだ多いですね。

 

ボジョレー・ヌーヴォーは美味しくないって本当?

ボジョレー・ヌーヴォーは美味しくないって本当?

Image by Aline Ponce from Pixabay

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁が近くなると、「ボジョレー・ヌーボーはまずい、おいしくない」という人が必ず出てきます。

結論から言えば、ワインの味は好き嫌いの世界なので、純粋にこの世界的なイベントを楽しむことをおすすめします。

 

ブドウ農家さんが丹精込めて作ったブドウを、ワインとして味わうことのできるイベントなのに、おいしくないだのマズイだの、無粋にもほどがあると思いませんか?

 

では、そのボジョレー・ヌーボーの味についてですが、ボジョレー地区で栽培されてるほとんどが「ガメイ」という黒ブドウで、渋味の少ないフルーティーなワインになります。

ちなみに、世界中でこのガメイというブドウ品種と、生育環境の相性がこれほどいいのは、おそらくボジョレー地区だけだろうとも言われてます。

 

またボジョレー・ヌーボーは、通常と違う独特の製法で造られています。

通常は、収穫してきたブドウを潰してから発酵させるのですが、ボジョレー・ヌーボーはブドウを潰さずに、そのままタンクに入れて発酵させます。

 

タンクの中では、ブドウの重みで自然に潰れていくので、苦みや酸味が通常より抑えられるんですね。

また無理やり潰さないため、独特の美しいルビー色をしているのも特徴的です。

メモ

この製法を「マセラシオン・カルボニック製法」といいます。

 

また、ボジョレー・ヌーボーは、その年の9月ごろに収穫されたブドウが醸造され、11月中旬には解禁を待っている状態という、異例中の異例のスピード出荷なので、熟成期間はほとんどありません。

逆にいえば、その年のブドウの味がダイレクトに反映されるワインでもあります。

 

その年の農家さんの努力の結晶に、感謝の気持ちを忘れないように楽しみましょう。

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ボジョレー・ヌーボーのおいしい飲み方

Image by <a href="https://pixabay.com/users/JillWellington-334088/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=553467">Jill Wellington</a> from <a href="https://pixabay.com/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=553467">Pixabay</a>

Image by Jill Wellington from Pixabay

ボジョレー・ヌーボーは、渋みの少ないフレッシュなワインなので、非常に料理にも合わせやすいのが、ワイン初心者にもうれしい特徴です。

赤ワインだからといって、お肉にこだわらなくてもいいかもしれません。

 

また、和食とも合わせやすいので、普段の夕食に並べてみてもいいでしょう。

ちなみに、冷蔵庫で冷やす場合は1時間くらいでOK!ちょうどいい飲み頃に冷えます。

 

「ボジョレー・ヌーボーも寝かしておけば美味しくなるの?」ということを、たまに聞かれますが、基本的に早飲みが美味しいワインなので、出来ればその年のうちに飲むことをおすすめします。

 

たまに、ワインセラーで1年ほど保管される話も聞きますが、その年の収穫祭のお祝いワインなので出来るだけ早めにいただきましょう。

メモ

ボジョレー・ヌーボーの瓶って、実は透明なことに気付きましたか?通常の赤ワインは、日光による変質を防ぐために、緑色をしているものが多いのですが、ボジョレー・ヌーボーは早く飲み切ってしまうことが前提なので、透明な瓶なんです。

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ボジョレー・ヌーヴォーは、こんな人におすすめ!

ボジョレー・ヌーヴォーは、こんな人におすすめ!

Image by Erdenebayar Bayansan from Pixabay

ボジョレー・ヌーボーがおすすめなのは、こんな人です。

  • 普段あまりワインを飲まない人
  • 渋いワインが苦手な人
  • 料理と一緒にお酒を飲みたい人
  • 友人や家族でおしゃべりしながら飲みたい人
  • お祭り騒ぎが好きな人
  • Instagramなどに投稿するのが好きな人

 

近年では、Instagramで「#ボジョパ」という投稿をよく見かけるようになりました。

ボジョパというのは、ボジョレー・ヌーボーを開けて、乾杯するためのパーティーなんだとか。

 

ちなみにボジョレーを愛する人のことを「ボジョラー」というらしいです。

形はどうであれ、こうやって、みんなで一つのワインを楽しむのは、やっぱり見ても聞いても楽しいですね。

 

そういえば、最近のボジョレー・ヌーボーは、コルク栓のものがほとんどありません。

ワインのコルク栓を開けるドキドキ感を考えると、個人的には少し寂しい気もしますが、誰もが手軽にワインを楽しむにはこのほうが便利ですよね。

 

また、瓶ではなくペットボトルのタイプも増えましたよね。

ゴミの処理が楽なのはとても助かりますし、なにより重たくないうえに、割れる心配をしなくてもいいのは、特に女性の方にとって大きなメリットではないでしょうか。

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ボジョレー・ヌーヴォーの値段が高い理由

ボジョレー・ヌーヴォーの値段が高い理由

Image by Ri Butov from Pixabay

気のせいか、ボジョレー・ヌーボーの価格って、年々上がってる気がしませんか?

気のせいじゃないです、実は上がってるんです。

 

ワイン自体も、おそらくブドウの育成や醸造のための設備などで、費用が年々上がってきているのでしょう。

しかし、ボジョレー・ヌーボーの場合、実は価格のほとんどが船代(運送費)なんです。

 

船で一度に大量に運ぶため、燃料費の高騰が直結してしまい、ボジョレー・ヌーボーの価格に、ダイレクトに反映されてしまっているんですね。

近年では直接、契約&輸入している大手量販店のように、どうにかしてコストを下げられないか、あれこれ悩まれている企業も多いようです。

 

ちなみに、年を越すと、同じボジョレー・ヌーボーが空輸で入荷されるんですが、同じワインでもかなりお手頃価格でいただけます。

「初物」が好きな日本人は、2番煎じはお気に召さないようで、ほとんどクローズアップされることはありませんが…。

 

今回の記事まとめ

ポイント

  • ボジョレー・ヌーボーはもともと収穫を祝うためのワイン
  • ボジョレー地区で造られた新酒という意味
  • 解禁日はフランス政府が決めた
  • ボジョレー・ヌーボーの表記はいろいろあるが間違いではない
  • 渋みの少ないフレッシュでフルーティーなワイン
  • 不味いわけではなく、味が好きではない人もいる
  • 製法が通常のワインと違う
  • 熟成期間がものすごく短い
  • 初心者でも飲みやすいワイン
  • Instagramなどに投稿されている
  • 価格のほとんどは運送費

 

今回の記事では、ボジョレー・ヌーヴォーについて、少し深堀して解説してみました。

普段赤ワインが苦手な人でも、比較的飲みやすいワインなので、一年に一度のお祭りに飲んでみてほしいですね。

 

あと、100均で200円くらいで売っているワイングラスを購入して、ワインの香りや味をしっかり堪能するのもおすすめですし、なんといってもワイングラスに入ってると見た目が違います。

その場の雰囲気も変わりますし、インスタ映えすること間違いありません。

 

ボジョレー・ヌーヴォー解禁時には、スーパーなどでもいろいろな関連販売をしているので、チーズや生ハム、お総菜などのお楽しみ要素もたくさんあります。

ぜひ、今年のボジョレー・ヌーヴォーをお楽しみください!

 

以上、今回はボジョレー・ヌーヴォーに関する記事でした。

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