20代のころって、40代の僕が振り返っても、意欲や行動量に関しては、なんでもやれるくらいの勢いがあります。
おなじ20代でも、自信がなかったり、消極的すぎる性格だったりで、なかなか動けない人も多いですが、そんな人が40代になってもやっぱり「20代は勢いがあった」とおなじことを思うでしょう。
しかし、30代になると仕事や家庭、将来のことなどが一気に人生の不安要素になってしまう人も少なくありません。
僕は30代で悩みまくりながらも、行動できなかったタイプなので、今まさに40代半ばになりながらもあがいているところです。
できることなら、30代のうちに持てる武器は増やすに限るし、世の中にもっと目を向けて、選択肢を広げるべきです。
そこで本記事では、30代でしくじってしまった僕が、今まさに仕事のことで悩んでいる30代男性に向けて、アドバイスできることをまとめてみました。
先に結論を言っておきますが、40代であがくのはかなりしんどいですよ。
目次
30代に突入すると急に不安になる仕事の悩みとは
30代になると急に不安になってくる仕事の悩みって、以下のようなものが多いです。
これは僕の体験でもありますし、じっさいに30代のころに同僚と口をそろえて愚痴ってた内容をまとめたものです。
- 20代で自分なりにがんばってきたつもりだったが給料はほとんど上がらなかった
- 家族、特に子どもの未来にお金がかけられないかもしれない
- 転職しようにも年収アップできそうなスキルも資格も持っていない
- 同世代の30代のほうが稼いでる気がする
- 今の仕事を定年まで続けられる自信がない
- 共働きでやっとの生活がいつまで続くんだろう
- このまま老後までいってしまうんだろうか
仕事をがんばってさえいれば、そこそこの生活ができるという期待が、30代になっても「期待」のままだったというのは、不安になる原因としては十分すぎる酷な現実です。
具体的に、まとめてみると、だいたい次の3つにわけられます。
給料や収入に対する悩み
好景気ではない時代ということを把握していたものの、ここまで収入が上がらないと思わなかったという人も多いのではないでしょうか。
役職についても「+3,000円」の手当てがついただけで、今までよりはるかに責任を持たなければならないし、チームを動かさなければならない、なんて人も見てきました。
収入が変わらないと、報われていない感がどうしても強くなってしまいます。
しかし、会社を責めても、順風満帆な企業が今の時代どれほどあるでしょうか。
メディアでは、うまくいってる急成長の企業の取り組みを紹介しますが、そんな取り組みを取り入れる会社なんてスズメの涙クラスです。
経営が苦しい会社の中で、生きるためにがんばってる人のほうが圧倒的に多いのは事実なんですよね。
しかし、腐ってても仕方がありません。
その場所にいることを選択しているのは、ほかでもない「自分」なんです。
なら、今と変わらない状況で、収入の柱を増やすことを考えるほうが賢明です。
「楽して儲ける」系のアヤシイものには要注意ですが、今の時代、ネットで検索すればいくらでもその方法は調べることができますし、本屋さんに行けば、その手の本もたくさんあります。
いつか報われる日が来るまで、会社でがんばるのもアリですし、報われないかもしれないという予防策として、なにかを始めるのもアリです。
最悪なのは、悩んでるだけでなにもしないことです。
転職や副業するだけの武器がない
転職をするときには「なにができるのか」「どんなことができるのか」って、かなりいい武器になります。
しかし、悩んでる多くの人には、この武器や実績がないことが多いです。
かんたんに「実績」といいますが、たとえば営業職にしたって、みんながみんな、いい成績でいられることなんて、まずありません。
かといって、急に成績を上げられるほど、要領がいいわけでもないですよね。
また、副業を始めたくても、お金をもらえるほど、なにかができるわけではないという人もいるでしょう。
でもそうやって、あれも無理、これも無理といってても、なにも変わりません。
たとえば僕ですが、転職10回以上もして、最終的にうつになって、いまはパートしながらブログをやってますが、最初からいきなりブログが書けたわけではありません。
そもそもブログにたどり着く前に、何個か挑戦して失敗してるものもあります。
ブログだって、途中で詐欺みたいなのにあったりして、お金と時間を失ったこともありますが、試行錯誤しながら、勉強し続けて、なんとかいまも続けられています。
なにももっていないのなら、なにかを手にするまで、やるしかないんですよ。
定年後の不安
老後2,000万円問題や年金問題、AIによる労働市場の変化など、未来にはいまよりもっと不安や悩みの種になりそうなものが、かんたんに想像できるレベルで存在します。
僕からハッキリ言えるのは「最終的には国がどうにかするはず」なんて思わないことですね。
じっさい、定年が目の前に来てる50代で、資産や貯金が潤沢にある人なんて一握りですよ。
ほとんどの人は「どうやって節約しながら生きていくか」という選択を選ぶでしょう。
年金やパートなどで得られるお金でいかに生きていくかを一生懸命に試算するんです。
「どうすれば稼げるようになるか」ってとこに思考がいかないんですよね。
理由はかんたんで、「知らないから」。
僕も近い世代なのでよくわかりますが、インターネットがまだ別世界なんですよね。
逆にいえば、50代以上でも果敢にかかわっていける人は、いろんなビジネスに挑戦しています。
でも、挑戦できない人にとってはジリ貧ですよね。
こんな瀬戸際で、精神的な消耗戦をするくらいなら、30代のうちに行動を起こしておくべきだと思いませんか?
仮にプログラミングにしても、できることが増えるほど価値の上がるスキルなので、挑戦する時期は早いほうが断然いいです。
しかし、アルバイトやパートは肉体的に衰えていけば、どんどんできることは限られていきます。
そのうえ、AIが代わってくれるような時代になれば、いよいよ高齢者ができる仕事はなくなっていきます。
体感的には、30代が新たなことを身につけるのに、ハードルが低めな最後の世代だと思います。
40代でもできないことはないですが、スキルやノウハウを身につけて稼げるようになる時間を考えれば、30代で始めたほうが絶対にいいですね。
僕なら、たとえ30代後半だったとしても、プログラミングを集中して学習します。
そして、自宅で得られる収入源のひとつとして、スキルアップを目指しながら、ブログなどでビジネスに挑戦しますね。
40代になってから不安に備えていては遅い
「40代からでも遅くはない」という人も、今の時代、とっても多いです。
それだけ、選択肢は増えているのは確かですし、ビジネスひとつとっても、インターネットが普及してくれたおかげで、挑戦できることもたくさんあります。
しかし、たとえ「人生100年時代」といっても、まだまだ今の日本では40代以降からの返り咲きはかなり厳しいです。
できるとすれば、30代まででそれなりに行動してきた人、動き方を知っている人だけですね。
僕みたいに30代にで大した目的もなく、グダグダしてしまうと、40代でさらなるプレッシャーの中、がんばらないといけなくなります。
さらにいえば、家庭を持っていたり、高齢の親がいれば、もっと動きは取れなくなっていきますよ。
脅かしているように思えるかもしれませんが、これって現実です。
「自分にはなにもない」と腐ってしまうなら、そのなにかを手に入れられるように、30代という時間をあがくために使い倒しましょう。
3か月~半年も勉強することができれば、できることはめっちゃ増えますよ!
まとめ:30代で不安に駆られているなら腐る前にあがこう
今回の記事では、30代に突入した男性が急に不安になる仕事の悩みについて、僕のしくじり人生をもとにアドバイスできないかまとめてみました。
「自分にはなにもない」と腐る前にあがかないと、僕みたいに40代でヒーヒー言いながら、あがくハメになりますよ。
腐ってた時期を通り過ぎたからわかりますが、悩んでいるときは視野が鬼のように狭くなってしまいます。
しかし、いまは検索すれば、ほとんどのことは知ることができる時代。
逆にいえば、「検索する」という行動さえ起こせば、次への一歩につながる可能性は大いにあります。
いろいろな啓発本やセミナーで聞くような、ものすごい挑戦をする必要はないんですよ。
検索して、自分がやってみたいと思えたものにまずは1年間、没頭すればなにかが見えてくるはずです。
それが失敗ならやり直してもいいし、次へ行ってもいい。
なにかしら生み出せたなら、それをもっと伸ばすなり、横展開するなり、また検索して調べればいいだけです。
もう一度言いますね、40代に突入するとあがくことすら、しんどいですよ?
自分の知らない世界、興味のある世界をまずは検索してみましょう!