2019年9月に日本で開催される4年に1度の『ラグビーワールドカップ』!
アジア初の開催国として日本が選ばれましたが、前W杯イングランド大会の時に、日本が強豪南アフリカを破ったニュースは、今でも記憶にあるのではないでしょうか。
さて、記憶に残るといえば、試合前の伝統的な踊り「ハカ」と、今大会で南アフリカと同じ「プールB」に入っている、これまたラグビーの強豪国といえば!?
そう、ニュージーランドですね!
ニュージーランド代表は、黒色のユニフォームであることから、「オールブラックス」という愛称があります。
このチームのムキムキの選手たちが、試合前に叫びながら踊る儀式「ハカ」を初めて目にした方は「何事!?」と思うかもしれませんね。
そこで本記事では、ニュージーランドの儀式「ハカ」と、ニュージーランドのワインについて紹介しようと思います。
じつは、ニュージーランドは、世界的にも注目されているワイン国なんですよ。
【ラグビーワールドカップ2019】結果
優勝したのは、南アフリカで3度目の優勝を手にしました。準優勝はイングランドで、3連覇を逃したニュージーランドが3位という結果でした。
日本代表は、目標のベスト8進出を達成し、国内では空前のラグビー一色となる応援ぶりで、ラグビーというスポーツと、日本代表選手への注目が強まった大会となりました。
目次
ラグビー強豪国ニュージーランドの伝統的な踊り「ハカ」ってなに?
もともとは、ニュージーランドの先住民族である「マオリ族」が、戦の際に相手を威嚇すると同時に自分たちの士気を上げるための儀式として、戦場で神に呼びかけるように踊られていたものが、この「ハカ」だそうです。
そんな「ハカ」も時代とともに、様々な意味を持つようになり、現在では冠婚葬祭や、地域のイベントなどでも目にすることが多くなりました。
相手を威嚇するためのものではなく、「ともに武器を持たずに楽しもう」という意味合いも含まれるようになったんですね。
ラグビー場で「ハカ」を踊るようになったのは、相手チームへの敬意をこめて踊るようになったのが始まりとされています。
ちなみに、ニュージーランドの選手にタトゥーを入れている人が多いのは、マオリ族の習慣によるものだそうです。
世界的に注目されているニュージーランドのワインといえば!?
Image by Lei Sheldon from Pixabay
ニュージーランドの代表的なブドウ品種といえば、赤ワインならピノ・ノワール種、白ワインならソーヴィニヨン・ブラン種でしょう!
ピノ・ノワール種は、数あるブドウ品種の中でも、非常に育成が難しいとされるもので、超高級ワイン「ロマネ・コンティ」で有名なフランス・ブルゴーニュ産ワインのほとんどは、ピノ・ノワール種を使用しています。
世界中どこで造っても、ブルゴーニュのようなピノ・ノワールのワインを生み出すことは難しいと言われている中、ニュージーランドは唯一可能性のある国として非常に注目を集めています。
ひょっとしたら「ロマネ・コンティ」のような超高級ワインが、そう遠くない未来に誕生するかもしれませんね。
そんなニュージーランドの赤ワインの中には、先ほど解説した「ハカ」のイラストが入っているワインがあります。
『マウント・エドワード・アース・エンド・ピノ・ノワール』というワインで、エチケット(ラベルのこと)に「ハカ」の1つである「カマテ」が図解されているものです。
ラグビーの試合前に見る戦闘モードの踊りとは雰囲気の違った、ちょっとかわいさを感じてしまうイラストが、なんだかおちゃめなボトルです。
そして、同じく忘れてはならないのが、ニュージーランドの白ワインです!
「ソーヴィニヨン・ブランのお手本」とまで言われた、ニュージーランドの白ワインを、あなたは飲んだことがありますか?
ワイン初心者さん、特に女性票の多いソーヴィニヨン・ブラン種は、爽やかな青臭い?香りと、辛口表記なのに、ほんのりフルーツのような甘みを感じる白ワインです。
「ワイン初めてなんです♪」って女性には超オススメですよ。
ちなみに、白ワインはよく冷やして飲むという文言をたまに目にしますが、冷やしすぎるとせっかくの香りや、ほのかな甘みが閉じこもってしまいます。
白ワインは、食事の5~10分くらい前に冷蔵庫から出して、少しだけ温度を上げておくと、飲み始める頃にはちょうどいい温度になります。
もし酸味ばかりで、香りなどがあまりしない場合は、もう少しだけ常温で待ってみてください。
それだけで、全然違うワインかと思うくらい香りが立ち始めます。
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今回の記事まとめ
ニュージーランドはラグビーの強豪国として有名ですし、連想するものといえば留学や海外旅行、スキューバでも有名ですね。
あとニュージーランドといえば、草原を羊の大群が移動しているのを想像する人も多いと思います。
しかし、ワインでいえば、実は世界的にもかなり注目度の高い国でもあります。
今回の記事でも紹介した、ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランは、ワイン伝統国にも負けない品質で多くのファンの心をつかんでいます。
高品質なのに、お値段がそれほど高くないのも魅力的ですし、ニュージーランド産のワインのほとんどはスクリューキャップを採用しているので、コルク栓に悩むことなく気軽に飲めるのもうれしいですね。
日本ではここ数年、チリ産ワインが人気急上昇して、お値段の安さや飲みやすさから、ワイン初心者さんをはじめ愛飲者が多いです。
しかし、ニュージーランド産のワインも、コストパフォーマンスは非常に優れていますし、なにより伝統国であるヨーロッパ圏内のワインに比べても品質では負けていません。
ぜひ次の1本は、ニュージーランド産ワインを試してみてください!
以上、今回の記事は、ラグビー強豪国ニュージーランドのワインについての記事でした。