よくSNSなんかで「男は父親としての自覚がない」という言葉を目にします。
なかなかヒドイのになると、「種だけまけば、あとは放置」とかね。
たしかに、投稿してあるものを読んでみると、育児に参加していないんだろうな、家事のフォローもしてないのかな、って背景はうかがえることがあります。
でもね、それが自分の旦那に向けてなら別にいいんだけど、「世の男性」ってくくりなら、ちょっと違うよね。
今回の記事は、パパをがんばりたいんだけど、からぶってる人も多いんだよ、って話をしてみようかなと。
けっこうツライもんですよ、がんばってるのに認められないのって。
目次
1秒で夫にはなれるけど、パパになるにはママより時間がかかる説
「夫婦」になるには、極端な話、婚姻届けを提出すれば、法的には「夫婦」になれます。
もちろん、そこに至るまでには、苦難の道のりを乗り越えて、パートナーとの婚姻にたどり着いたことでしょう。
婚姻届けを出して、晴れて「夫婦」になったとき、「こんなに簡単になれるんだ」って思った人も多いのではないでしょうか。
しかし、これが新しい命の「親」になると、話は少し変わってきます。
なにせ、世のママさんたちは、自分の体内に新しい命を授かり、つわりや自身の体調の維持も含めて、約10ヶ月もの間、「母親」を先に体験してるんです。
この期間に、新米パパに同じような気持ちでのぞめというほうが無理があります。
でもね、自分の子どもができて、うれしくないパパなんていないんですよ。
今の時代、スマホでググれば、いくらでも情報は得られます。
仕事の合間や通勤途中、寝る前など、じつはこっそり勉強してるパパをたくさん知っています。
ママからすれば、「いっしょに」そうした勉強をしたいのでしょうけど、やっぱりどこかで出遅れてる感を感じちゃうんですよ、新米パパって。
だから、できればママにも、先輩として新米パパに、声掛けをしてあげてほしい。
もちろん、面倒くさいのは重々承知で書いてますよ?
身重のママを心配しつつも、生まれてくる我が子にできることはないか検索して、早く帰るために仕事もがんばって…パパもけっこう努力してるんですよ。
これは男が悪いって思わざるを得ないやつ
新米パパを擁護するような感じで書いてますが、決して、世の奥様方が悪いわけではないのも承知してます。
だって、いまだに「昭和の亭主関白」や、「男尊女卑」的な考えの人って、ガチで存在しますから。
たとえば、こんな人たち。
- 家事、育児は女性の仕事
- 毎日働いている男はエライ
- 外で働いて、帰ってからも家事や育児なんてありえない
- 家族は自分の稼いだ金で養っている
- 赤ちゃんですら放っておいても育つと思っている
あ、なんだか書いててイラっとしてきますね。
でも、実際にいるんですよね、この手の人って。
今の時代、昭和のように旦那が働いていれば、ふつうに養っていける時代ではないですよね。
共働きでやっと、の家庭が大部分を占めていると思います。
なのに、奥さんも働いていて、自分は家のことはしないっていうのは、ありえないです。
家庭が崩壊しても、まわりは擁護なんてしてくれないでしょう。
子育ての価値観の変化についてこれていない夫婦も多い
「時代」という言葉を多用するのは好きではないんですが、少なくともここ数年で、子育てに対する考え方は大きく変わってきています。
いわゆる「父親参加型」の子育てですね。
本来の家族の形になりつつあるだけなのですが、かなり大げさにとらえている人が多いです。
母親も働くことによって、家事や育児をシェアしていかないと、当たり前ですが、奥さんへの負担だけが増えていきますよね。
また、家族の中で、いままでは希薄になりがちだった、父子の交流タイムは増えていきます。
そうすることで、子育てに対する意見や考え方、母親との連携もまた、いままでの時代と同じようなやり方ではうまくいかなくなってきています。
奥さん側も、育児に父親が参加することを望むの出れば、受け入れる考え方に変わらないと、うまくいくはずもないです。
育児や家事は手伝ってくれないと困る、でも、子育ての方針に口を出すな、では、パパだって不満は募りますよ。
まとめ:夫婦で子育てをするなら、足並みをそろえよう
夫婦で子育てをすることが、とっても当たり前のように、世論として流れています。
共働きがふつうになっていますし、「どうして育児を母親だけがしないといけないの!?」っていう怒りもよくわかります。
でもね、夫婦間のすり合わせって、ときにはやらないと、お互い不満のぶつけ合いになってしまう。
ママは一日中、赤ちゃんと二人っきりだと、ストレスもたまるし、話し相手だってほしい。
パパだって早く帰りたいけど、たまたま忙しい日だってあるし、業務内容によってはぐったりすることもあります。
育児休暇を取るように国がいくら推奨したって、会社も簡単には変われません。
奥さんの産休・育休期間、妊娠から出産、育児にいたるまでの過程をみても、やることはめまぐるしく変わっていきます。
お互いの毎日が、どんなに大変なのかを想像する余裕がなくなれば、それぞれが変化のない毎日を過ごしているような錯覚を起こしてしまうこともあるでしょう。
「こんなふうに助けてくれるとうれしい」
「してほしいことがあったら言ってほしい」
意外と心の中では、お互い伝えたいことはあるのかもしれませんよ。
かわいい我が子の成長を夫婦「ふたり」で、やっていきませんか?